強い、優しい、お金持ち。絶対にモテたマルタ騎士団

マルタ 騎士団のステンドグラス文化
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今でも生きているマルタ騎士団

マルタ騎士団という名前を聞いた事はありますか?

正式名称は、「ロドス及びマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会」

長すぎる!

彼らはキリスト教カトリックの騎士修道会であり、12世紀の十字軍時代、病気や怪我をしたキリスト教巡礼者に、治療と保護を提供するために、エルサレムで設立した、

聖ヨハネ騎士団」が元々の名前でした。

ちなみに、聖ヨハネ騎士団は、テンプル騎士団、ドイツ騎士団と並んで、中世ヨーロッパの三大騎士団の一つです。

甲冑

聖ヨハネ騎士団は、マルタ島を本拠地に変えたことによって、マルタ騎士団と名乗るようになりました。

マルタ騎士団は、世界最古の十字軍として、まだまだ健在で、国土は持たないのですが、なんと国連のオブザーバーとして参加もしており、世界中で慈善、病院運営、災害救助の活動をしています。

まさに現代に生きる騎士団なのです!

ちょ~カッコいいですよね〜

首都バレッタは、騎士団長の名前

マルタ騎士団の知名度が一気にあがったのが、オスマン帝国との戦い

この詳細は、別の記事に書いてありますので興味がある方はご覧ください。

この戦いに勝利したときの、マルタ騎士団長の名前「ジャン・パリゾ・ド・ラ・ヴァレット」が、首都ヴァレッタの由来となっています。

騎士団長の宮殿

歴代騎士団長が拠点としていた宮殿を、今では見学することもできます。

騎士団長の家

私が行ったときは、工事中で見ることができなったのですが、廊下に並ぶ甲冑は全て中世のもので、

なんと、ヴァレット団長が着ていた本物の甲冑も見ることができます

ヴァレット団長の甲冑は、縁起が良さそうですね。

フィリグリーやマルタレースが生まれたのは、マルタ騎士団のおかげ

16世紀に聖ヨハネ騎士団がマルタに本拠地を移しましたが、

そのとき、マルタに選りすぐりの職人達を連れてきました

その職人たちが作っていのが、

フィリグリーと呼ばれる銀線細工マルタレースマルタ時計です。

当時は、貴族や聖職者など地位の高い人だけが所有することを許された装飾品です。

初めてのフィリグリー

そして驚くことに、

今でも、中世の職人たちと同じ作り方で伝統を守っています。

例えば、マルタ時計で使われる、うさぎのゼラチン。

時計の表面に、当時金箔を貼る時に使われた、うさぎの皮膚と皮の間にあるゼラチンを今でも使っているのです!

何百年もの間、材料も作り方も変えずに守り続けているなんて本当に素晴らしいし、鳥肌モノです!

マルタ騎士団は、ヨーロッパの貴族集団

マルタ騎士団員はヨーロッパ貴族の次男以下しかなれませんでした。

貴族出身の単なるボンボンではなくて、強くて、優しい(巡礼者を守っていたから)

実に、男前集団だったんですね。

彼らがマルタ島に本拠地を移さなかったら、これらの素晴らしい伝統工芸は、生み出されなかったのかもしれませんね。

マルタ騎士団は、城塞都市や現代に継がれる美しい伝統工芸など、偉大な遺産を残したのではないかと思います。

マルタ騎士団を知ったら、マルタに行きたくなる

バレッタ海から

マルタ島は、景色も美しくて、料理も美味しくて、文化や街も楽しい国ですが、その国の歴史をちょっとでも知っておくと、何倍も楽しめるし、感動しますよね。

次にマルタ島に行った時は、歴史をたどって町を巡るのもいいかもしれない。

と思う今日この頃です。