あの女優も魅了された!マルタ島の伝統工芸レース編み

マルタレース傘伝統工芸
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以前、アナザースカイというテレビ番組で、柴咲コウさんも体験教室に行ったマルタレース。

マルタの伝統工芸において、最も古く、そして最も価値のある美しい工芸品の1つです。

マルタレース敷物

失われていたかもしれない、マルタレース

マルタレースの伝統は、16世紀から18世紀の聖ヨハネ騎士団の時代まで遡り、もともとは長い針を用いて作る、ニードルレースでした。

宮廷衣装のドレスの裾や衿飾り欠かせないものでしたが、19世紀の経済不況で衰退の危機となります。

幸いな事に、レース作りの伝統を強く支持した少数の者により救われました。

その中の1人、イタリア人のチチェスター婦人は、マルタにレースメーカーを送り、ゴゾ島の人達にイタリアの、ボビンレースの作り方を教えたそうです。

ボビンレース

これにより、マルタのレースは独自のユニークなスタイルを生み出しました。

ボビンレース

糸をボビンと呼ばれる糸巻きに巻、織り台の上に固定した型紙の上にピンで固定し始点とする。ボビンを両手で持ち、左右に交差させピンで固定しながら、平織りや綾織り、重ね織りの3種類で様々な模様を織り上げる技法。(Wikipediaより)

現在のマルタレースの特徴

その特徴の1つが、多くのレースに使われているパターンに、マルタの象徴であるマルタクロスが含まれている事です。

素材はクリーム色のような蜂蜜色のスペインシルクを使用していたのですが、流行が衰退した今日では、耐久性が高いリネンで編まれているものがほとんどです。

お店にはレースで作られた数々の商品、日傘、ハンカチ、テーブルクロス、ショール、などが所狭しに並んでいて、当時は、あまりレースに興味がなかった私もときめいてしまい、

この記事にも写真で載せている、日傘と小さなテーブルマットを買いました〜

私達が購入したレースは、質感がリネンというかコットンぽく、さすがにシルクではなかったのですが、可愛いので気に入ってます!

マルタレース傘(上から)

きっと今や、スペインシルクのものはアンティークですね。

どんなに綺麗かひと目見てみたいものです。

マルタレースを有名にしたのは、ビクトリア女王

そして、この繊細なマルタレースを贈呈され、その美しさをいたく気に入り広めたのが、

イギリスのビクトリア女王

大英帝国の絶頂期に、60年以上にわたって君臨していた女王ですので、それは、ものすごい影響力があったのでしょうねぇ。

エリザベス女王の祖父の、さらに祖母にあたる方です。

実際に、マルタの首都バレッタのレパブリック広場にある、ビクトリア女王の彫像にはマルタレースの彫刻が施されています。

本物のレースのような彫刻が素晴らしいですね〜

マルタに行くことがあったら、ぜひ見に行ってください。

ビクトリア女王石像

これからも生き続ける伝統工芸

今日でも、マルタ島とゴゾ島でレース作りの伝統は生き続けています。

かつてほどの人気はなくなりましたが、それでもゴゾ島の小さな町の通りを散策すると、地元の女性が玄関先で優雅にレースを編む姿が見られるそうです。

何世紀も前から受け継がれてきた技法は、作る人や見る人を夢中にさせるのですね。

次にゴゾ島を訪れた時には、実際に編んでるところを見れたらいいなと思います。

買うなら、美味しいがいっぱいの港町、マルサシュロックの市場

マルタ本島では、マルサシュロックという港町で毎週日曜日に開催される、サンデーマーケットで、マルタレースを買うことができます。

市場歩きも楽しいですが、港町なので、海沿いのレストランで食べる、タコ料理も絶品でしたよ!